健康寿命の延伸
「未病とは」
「未病改善」
「未病改善」の取組みを進めるにあたり、「2つの理念」と「3つの取組み」により取り組むことを
示しています。
「2つの理念」
・ 「超高齢社会を幸せに生きるには未病改善が大切だ」という価値観を県民文化として育て
人生100歳時代に向けた「スマイルエイジング」を実現します。
・ そのため、未病改善について皆で学び、県民一人ひとりはもとより社会のあらゆる主体が
協力しあって、ライフステージに応じた未病改善の取組みを展開します。
「3つの取組み」
食 : 毎日の食生活を見直し、健康的な食生活へ改善すること。オーラルフレイル※対策も重要です。
運動 : 日常生活にスポーツや運動を取り入れること。質の良い睡眠も重要です。
社会参加 : ボランティアや趣味の活動等で他者と交流し、社会とのつながりを持つこと。ボランティア活動をしている人のほうが、より自立度が高いというデータも、人との交流が健康的な暮らしをもたらすということを証明しています。
※心身の機能の低下につながる口腔機能の虚弱な状態
「食・運動・社会参加」
「食」の取組みの成功事例
かつては塩分のとり過ぎで脳卒中で死亡する人が全国ワースト1となっていた長野県。約30年前から「県民減塩運動」に取り組み、「味噌汁は1日1杯」「そばやラーメンの汁は半分残す」「漬物は1日につき小皿1杯」など、具体的な例を出して県民に呼びかけました。現在、長寿No.1を達成。
「運動」の取組みの成功事例
東京と老人総合研究所の研究において、群馬県中之条町の65歳以上の高齢者5000人を対象とした、13年間という長期にわたり行われた健康によると、「1日8000歩・中強度活動時間20分」が、健康長寿のためにもっとも適した活動量であるとの結果が導き出されました。
日常身体活動の量(歩数)・質(中強度の活動時間)と心身の健康との関係
人口2000人弱、徳島県で一番小さい村、上勝(かみかつ)町の葉っぱビジネスが脚光を浴びています。野山にある葉っぱを都会の高級料理店の つまもの として出荷し、年間売上が2億円を超えるビジネスにしたのです。このビジネスの担い手の大半を60歳以上の高齢者がおこなっています。パック詰め作業やパソコンを使った売り上げ管理など、頭と情報を駆使してお金を稼いでいる上勝町のおばあちゃんたちは、80歳を過ぎても元気で若々しく、社会参加が健康寿命を延ばすうえで効果的であることがわかります。
神奈川県でも、画面下に紹介しているとおり「シニア・ジョブスタイル・かながわ」という、中高年者向けの就労支援窓口がありますので、ご紹介します。
ライフスタイルに合った多様な働き方を応援
シニア・ジョブスタイル・かながわをご参考に