生涯にわたる健康診断
自分の健康状態を知り、病気を早期発見するために、健康診断を受けることはとても大切です。生涯にわたる健康づくりのために健康診断を受けましょう。
健康診断は、
- 病気の早期発見・早期治療につながる。
- 健康状態を毎年継続して知ることができる。
- 生活習慣を見直すきっかけやチャンスになる。
- 家族ぐるみで健康への意識が向上する。
妊婦健康診査
妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんの健康状態を確認したり、医師や助産師等に妊娠・出産・育児に関する相談を行い、妊娠期間中を安心して健やかに過ごしていただくための健診です。
妊婦検診費の一部が公費で助成されます。妊娠の診断を受けたら、お住いの市町村で母子健康手帳の交付を受けましょう。

乳幼児健康診査
乳幼児の発育発達の確認や子育て支援を目的として、母子保健法で定められている1歳6か月児健診3歳児健診をはじめ、各市町村で4か月児、8~10か月児、2歳児など対象時期を決めて健診を実施しています。詳しくはお住いの自治体にお問合せください。
保健センター等で集団健診として行う場合と、委託医療機関で個別健診として行う場合があります。保育所等に通っていても、必ず受診しましょう。

就学前健康診断
小学校入学に向けて、幼児の健康状態について確認し、就学準備を行うことを目的として市町村の教育委員会が実施する健診です。
学校健康診断
学校における児童生徒の健康の保持増進を図るために学校保健安全法に基づき児童・生徒等に毎学年定期に行われる健診です。小中学校では全学年で毎年1回実施されます。

職場や地域における健康診断
職場や地域における健康診断
企業(事業主)は労働安全衛生法に基づき、従業員(労働者)に対して定期健康診断を実施する責務があります。健康で働き続けるために職場の健康診断を受診しましょう。
特定健診
医療保険者(注釈)は、40歳~74歳までの方を対象に生活習慣病対策として、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健康診査を実施しています。
健診の結果から生活習慣の改善が必要な方には、特定保健指導によりあなたの生活に応じたアドバイスが受けられます。ご加入の健康保険組合は保険証を見て確認しましょう。
注釈 医療保険者:自営業などの方は国民健康保険。企業などで働いている方は加入している健保組合。
自営業などの国民健康保険加入者は、お住いの市町村の国民健康保険担当課へ、国民健康保険加入以外の本人(被保険者)及びご家族(被扶養者)の方は、加入している医療保険者もしくは勤務先にご確認ください。
「未病番長」こと三浦大輔氏が解説〜特定健診を受けよう〜(YouTube)
後期高齢者健康診査
後期高齢者医療制度に加入している75歳以上の方を対象に健康診査を実施しています。お住まいの市町村の後期高齢者健康診査担当課にお問合せください。
この他に
- がん検診
- 歯周疾患検診
- 骨粗しょう症検診
- 肝炎ウイルス検査
などもあります。
市町村や健康保険組合によって対象や検診の項目が異なります。お住まいの市町村の保健センター(健康づくり担当課)や医療保険者等にお問合せください。
