糖尿病

食事をして血糖値が高まると、すい臓から出るインスリンが、肝臓や筋肉などの身体の組織がブドウ糖を取り込むのを促し、血糖値をちょうど良い値にコントロールします。

しかし、何らかの原因(注釈)でインスリンが十分につくられない、あるいはインスリンの効きが悪いことで、ブドウ糖が肝臓や筋肉などに取り込まれず、血糖値が高いままになってしまうのが糖尿病です。

糖尿病の原因

原因は大きく分けて、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他に分類されます。糖尿病患者の多くは2型糖尿病で、生活習慣に起因します。

自己免疫疾患などが原因です。ほとんどインスリンが分泌されないため、毎日インスリンの自己注射が必要です。

大人になって罹ることの多い糖尿病です。発症原因は、大きく分けて遺伝因子と環境因子があります。遺伝因子とは、両親や兄弟が糖尿病であるなどという遺伝体質のことで、環境因子とは肥満、過食、高脂肪食、運動不足、ストレスなどです。

脳の血管がつまったり、破れたりして起こる。

心臓の血管がつまり、心筋が死んでしまう。

足への血流が悪化し、しびれ・痛み・歩行障害が起こる。

手足のしびれ、けがの痛みに気づかない。

網膜の細かい血管が傷つき、視力が低下、失明に至ることもある。

腎臓の細かい血管が障害される。重症になると人工透析が必要。

出典：神奈川県国民健康保険団体連合会「とても大切な特定健診のお知らせ」

血管が傷ついてもろくなり（動脈硬化）、様々な合併症を引き起こします。早期には自覚症状が現れにくく、気づかないうちに進行して、重篤な状態になることもあります。