Withコロナ時代 プチ湯治!かながわの温泉で元気になろう!
~健康になる入浴活用術~
(公財)かながわ健康財団 伴野 裕生 (健康運動指導士・温泉利用指導者)
Withコロナ時代、週末や休日などを利用して日帰りや1泊2日の「プチ湯治」を楽しむ方が増えています。
本来の療養的な長期滞在を目的とする「湯治」に対し、「プチ湯治」は、生活習慣病の改善やストレス解消、疲労回復を目的に、忙しい現代人が手軽に短期間、温泉地に滞在して、心身ともに健やかな状態にするものです。
そして、何といっても神奈川は、全国でも有数の温泉県です。時間をかけずに温泉とふれあうことができます。
皆さんも、かながわの温泉で元気になりましょう。
温泉が体にいい理由は、大きく3つあります。
1. 体を温める温熱作用のほか水圧・浮力など、私たちの体に物理的に働く効果
2. 温泉の成分が皮膚などを通して体内に吸収され、体の機能が健康になる化学的効果
3. 体内に吸収された温泉成分の刺激や、反復して温泉に入浴することによって、神経系統の調整や内分泌機能、免疫機能を調節する変調効果
これらの効果によって、自然治癒力で体の機能を正常に導く作用があるといわれています。
転地や気候による環境効果
日常生活のストレスからの解放や、温泉地の自然環境が心や体によい影響を及ぼす作用があります。
食事や運動による効果
生活リズムを改善し、栄養のバランスが取れた食事、そして健康状態や年齢に応じた自然散策などの適切な運動が
体によい影響を及ぼします。
休養効果
温泉入浴後、休憩場所で体を横にして休んだり、静かな環境で過ごすことは心の安定を取り戻します。
県東部には、横浜・川崎の大都市に、北には丹沢山系、臨海部には湘南・三浦・横須賀、県央には厚木、伊勢原などにも温泉があり、県西部にはなんと言っても全国入湯者数1位を誇る箱根や湯河原の温泉があります。
県内の泉質・適応症別主要温泉地を参考に自分に合った温泉地を探し、自分本来の健康を取り戻しましょう。
かながわの泉質・適応症別 主要温泉地
神奈川県の「未病いやしの里の駅」にも「湯の駅」があります。ぜひおでかけください。
かながわ西エリアおでかけスポット~湯の駅~
(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2g/kenseipj/yu-eki.html)
※新型コロナウイルス感染症に伴うまん延防止等の措置が発表されている地域においては、感染防止対策にご注意の上ご利用ください。