毎日の歯磨きを見直そう!!のばそうよ 健康寿命 歯磨きで
神奈川県歯科衛生士会 前副会長 歯科衛生士 渡邉 月子
お口が健康であれば何でも美味しく食べられ、楽しく会話ができ毎日がイキイキします。いつまでも健康で、明るく元気な人生を歩むためにも毎日の歯磨きは大切です。
1 歯磨きと健康寿命はどう関係するの?
「全身の健康はお口の健康から」と言われているのをご存じですか?全身の健康を維持させるためには、色々な食べ物をバランスよく食べることが重要です。
自分の歯でなんでもよく噛んで食べるために健康な歯を保ちましょう。お口が健康であるためには、むし歯や歯周病にならないこと、ポイントはその原因となるプラーク(歯垢=細菌のかたまり)を除去することです。また、この歯垢は肺炎、心臓病や糖尿病などの全身疾患にも影響を及ぼします。
プラークコントロールのためにも、歯磨きなどのお口のケアを続けることが必要です。
2 プラークコントロールにはどのような方法があるの?
- 歯ブラシなどでプラークを除去する。
- フッ化物の応用によりプラークが付着しにくいお口にする。
- 食生活の改善(甘いものを食べすぎない、だらだら食べをしない等)をする。
歯ブラシなどでプラークを除去する方法
一緒にデンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシ等を使うと効果アップ!

フッ化物の応用によりプラークが付着しにくいお口にする方法

3 毎日使っている歯ブラシをチェックしてみましょう!
大きさ | 小回りのきくヘッドが小さいもの。(下図を参考) |
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硬さ | 一般的には「ふつう」の硬さ (お口の状態に合わせて選択します。詳しくは歯科医院等でご相談ください)。 |
毛の種類 | 人工毛(ナイロン)が丈夫で乾燥しやすい。天然毛(豚毛、馬毛)は吸水性があり乾燥に時間がかかり衛生管理が難しい。 |
持ち方 | 持ち手はまっすぐなもので、鉛筆を持つような持ち方にすると力をコントロールしやすくなる。 |
磨き方 | 歯ブラシの当て方は毛先を歯と歯肉の境目に90度にあてる。1本ずつ小刻みに動かし1本20回から30回(前歯の裏側、歯が重なって毛先が届きにくい所は縦に磨く)。 |
管理 | 汚れを流水で洗い風通しの良い場所で保管、毛先が開いてきたら早めに交換(1か月に1回が目安)。 |
歯ブラシの大きさ

前歯2本分または親指幅分。毛は3列くらい
歯ブラシの持ち方

鉛筆を持つように持ちます
磨き方
歯ブラシの当て方
毛先を歯と歯肉の境目に90度にあてる

動かし方
1本ずつ小刻みに動かし1か所20回から30回(前歯の裏側、歯が重なって毛先が届きにくいところは縦に磨く)
歯ブラシの管理

使用後は乾燥